住まいのつくり方―建築家といかに出会い、いかに建てるか (中公新書)



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住まいのつくり方―建築家といかに出会い、いかに建てるか (中公新書)
住まいのつくり方―建築家といかに出会い、いかに建てるか (中公新書)

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建築家への理解度が不足しているのは建築家の責任でしょうか?

建築家に設計監理を依頼して自宅を新築した者です。
ハウスメーカーに頼むにせよ、工務店に頼むにせよ、施主(一般の人)側の家つくりについての知識不足がまずあるのであって、建築家自身が自らの業務をアピールすることをサボタージュしているわけではないと思います。
宮脇檀氏も指摘していますが、日本の教育において住宅に関する内容が著しく少ないということが、建築家への誤解につながっているのではないでしょうか。
また、ハウスメーカー等の不当な建築家への批判(デザインに傾倒しすぎの設計など)も誤解を助長しているように思います。もっとも、建築家の良いイメージを利用して販売促進しているメーカーもあるのも事実ですが。
本書は、建築家の業務について平易に書かれていて、まさに建築家と交渉するためのハウツー本になっていると思います。
なお付け加えますと、家つくりに関する最近のベストセラーについての作者の見解がコラムとして述べられていて、妄信的になることのブレーキ役(褒めるべき所は褒めていますが)も果たしています。
家を建てようと考えている人は、本書を含め、まずはいろいろ読んでみることをお勧めします。
家を建てるときの3つの選択

 著者4冊目の中公新書。これまでの三部作で著者の考え方は書き尽くしたが、今回は真の意味での”ハウ・トゥ本”を書くということで4冊目の本書となったとのこと。
 家を建てる上での3つの選択とか、工法の比較とか、はじめの1/3くらいのところまでは確かにハウ・トゥとして直接的に参考になる内容だが、それ以降はこんなことのためにはこうすればという意味でのハウ・トゥからは離れて著者の考え方の展開になっている。
 建築家としての視点から”住む”あるいは”生活する”ことをながめるとき、なるほどこんなふうになるのかとか、興味深いところは多いが、延床面積の坪単価が80万円程度の住宅が前提となっているので、私としてはいささか腰が引けてしまうところがある。とはいえ、著者の示す3つの選択のうちの”建築家に頼む”という選択肢がどのようなものであるかは良くわかったような気になるので、あとの2つ(住宅メーカーに頼む、工務店に頼む)を含めた検討の土台としての考察材料としては有用だろう。
総合的に住まいを構想してもらえる点では、たしかに建築家に頼みたくなる

 著者4冊目の中公新書。これまでの三部作で著者の考え方は書き尽くしたが、今回は真の意味での”ハウ・トゥ本”を書くということで4冊目の本書となったとのこと。
 家を建てる上での3つの選択とか、工法の比較とか、はじめの1/3くらいのところまでは確かにハウ・トゥとして直接的に参考になる内容だが、それ以降はこんなことのためにはこうすればという意味でのハウ・トゥからは離れて著者の考え方の展開になっている。
 建築家としての視点から”住む”あるいは”生活する”ことをながめるとき、なるほどこんなふうになるのかとか、興味深いところは多いが、延床面積の坪単価が80万円程度の住宅が前提となっているので、私としてはいささか腰が引けてしまうところがある。とはいえ、著者の示す3つの選択のうちの”建築家に頼む”という選択肢がどのようなものであるかは良くわかったような気になるので、あとの2つ(住宅メーカーに頼む、工務店に頼む)を含めた検討の土台としての考察材料としては有用だろう。
家を知り尽くしたアーキテクトの日本家つくり論

   家を設計するアーキテクトの立場から日本の家つくりを、「どのようにして家を建てるのか」に始まり終の住処の資産価値向上策まで、そして、自分自身の設計作品を通じて人生は暮らす為にあると家について懇切丁寧に語っている。

   プロのアーキテクトの立場からか、住宅メーカーの設計施工一体体制で住宅を発注すると、実質的に施工を担当する工務店には、契約金額の6割程度しか払われていない現実を示して、アーキテクトに設計を依頼して信頼できる工務店を選定して家を建てた方が、安くて思い通りの家が建つと説く。

   私の場合は、注文住宅の形で大手不動産系の住宅メーカーに家を建ててもらったが、多忙を極めていると、つい安易な方策を取ってしまう。確かに、時間と精神的な余裕があれば、アーキテクトと構想を練って家を建てるのが王道かもしれない。

   所で、筆者は、アーキテクトの認知度と評価が低いと嘆いておられる。しかし、建設関連は総て工学部で教育される日本と違って、アーキテクトは文科系の芸術学部で育ち、建築技術者や土木技師は理工系の工学部で教育される欧米とは、創造的な知的サービスを提供する芸術家としてのアーキテクトに対する対応は全く異なる。ましてや、ソフトの価値をそれなりに評価しない日本では、どうしても、その貢献度と値打ちが過小評価されてしまうのであろう。

   かって、英国でビルを建設した時、大物を避けて、当方と十分話し合いが出来て意志・意図を伝え合えるアーキテクト(今はサーの称号を持つ)を選定したことがあるが、やはり、施主の一番の懸念は、何時まで立っても、アーキテクトの暴走であろうと思われる。自分の思うような家を設計してくれるアーキテクトを、どのように探せば良いのであろうか。それが問題である。

   



中央公論新社
住まい方の実践―ある建築家の仕事と暮らし (中公新書)
住まい方の演出―私の場を支える仕掛けと小道具 (中公新書)
住まい方の思想―私の場をいかにつくるか (中公新書 (702))
住まいの収納100章
建築家と建てる理想の家







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